yocyocのブログ

偶然発見 胆嚢癌と保険、住宅ローン、3大疾病特約

3大疾病特約の悪性新生物とは

 住宅ローンの生命保険・団信には3大疾病特約をつけていました。いわゆる、がんになったら住宅ローンがちゃらになる保険です。金利の約0.2%分が上乗せされる一方で、60歳までに癌になる確率は非常に低いため、特約の加入に賛否両論あるようです。 
 特約のしおりには、支払い対象となるがん、すなわ悪性新生物について、次のように述べられています。
 保険期間中に、所定の悪性新生物(がん)に罹患したと医師によって病理組織学的所見(生検)により診断確定されたとき(所定の悪性新生物には、上皮内がんや皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんは含まれません。)
 これでは、WHOのICD分類といったような基準が示されていないため、特約の対象となる悪性新生物や非対象となる上皮内新生物が何なのかがさっぱり分かりません、・・・と新生物の定義について色々勉強したので、思いました。
 幸い、2015年に保険金の支払い対象となる悪性新生物を明確するとの内容の郵便物が届いていることに気がつきました。それによれば、3大疾病特約で対象となる悪性新生物は、ICD-10分類でCから始まり、またICD-O-3分類で6桁の数値の5桁目は3のものでした。
 あ~自分の癌は3大疾病特約の対象ではないか~。すっかり落ち込んでいたので、少しは良いこともあるもんだと思い、さっそく銀行に連絡し、診断書を取り寄せました。

自分の癌のICD分類を知る

 医療保険にも入っていたのですが、その診断書を見ると、ICD分類であるICD-10及びICD-O-3のコードを記載する欄があることに、初めて気がつきました。あやうく見落とすところでした・・・。予想通り、私の新生物は、ICD-10のコードがCから始まり、またICD-Oのコードに記載された6桁の数値の5桁目は3でした。つまり、私の新生物は、癌保険的にはでありますが、本当に悪性であることが確定し、へこみました。
 一方、住宅ローンの3大疾病特約でも、私の新生物は悪性に該当するのではないか?
という疑門がわいてきました。


保険における悪性新生物とは?

 現在の癌保険は、国際的な分類に従って、悪性新生物、良性新生物、上皮内新生物および性状不詳の新生物を定義し、保険金の支払いの範囲を決めているようです。
 ここで、国際的な分類とは、世界保健機構WHOにおいて提示されている疾病分類「ICD-10」と、病気の中で腫瘍はさらに細かく分類した「ICD-O-3」を表し、癌保険にて悪性新生物と上皮内新生物の定義付けに利用されています。まとめてICD分類という場合もあるようです。
「ICD-10」は、腫瘍の身体内での位置を表すコードで、悪性及び上皮内新生物を以下のよう記述します。
 悪性新生物: C00ーC96
 上皮内新生物: D00-D09
「ICD-O-3」は、腫瘍の形態および性状を表し、5桁目の数字が以下を表します。
 2: 上皮内がん
 3: 悪性
 これより、私の癌は、癌保険的に悪性新生物だったので、ICD-10でCから始まり、ICD-O-3で5桁目の数値が3になる、と推定できました。そして、この時は上皮内新生物に対してステージという言葉が出てこないことに全く疑問に思いませんでした。