まずは二つの医療保険ですが、癌だったので、手術給付金の倍率が20倍から40倍になり、また癌に関係する入院特約が発動しました。入院が9日間と長かったこともあり、かなりの保険金を頂き、本当に助かりました。
さて、一方の癌保険、こちらは予想していた額を大きく超えた保険金を頂き、想定外の事態に驚きました。
私の癌保険は、新生物の種類で手術給付金が異なるもので、悪性新生物だった場合、上皮内新生物の場合と比べて10倍の給付金が受け取れるものでした。保険金額から、悪性新生物だったことが分かりました。
自分の癌は初期のステージでしたので、悪性に該当する保険金の支払いを受け、まさに不意打ちを受けた形となり、深刻な精神的ダメージを追いました。
ところで、癌保険が定義する悪性新生物と上皮内新生物って何なんだろう?との疑問がよぎり、気持ちがひと段落してから調べることにしました。
「がん」と告知された後、たいしたことない と言われたし、そもそも知識がありません
でした。この時は、情報がないため、ものすごく軽く考え、精神的な負担は皆無でした。
そーいえば、かなり以前に癌保険にも入っていたなあと思い出し、この癌保険の診断書
で先生に内容を記入頂き、二つの医療保険と合せて、保険金を申請することにしました。
そういれば、住宅ローンに3大疾病特約をつけていました。でも、「要保存」と書かれ
たしおりには、所定の悪性新生物には、上皮内がんや皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんは
含まれません、と書かれていました。上皮内がん・・・、これは初期のステージの軽い癌
のことだと考え、3大疾病特約の申請は見送りました。
2016年12月のことです。
ポリープの病理検査の結果を聞きに、病院に行きました。もちろん、ポリープであるこ
とを前提に考えて診察に望んだのでした。
先生 「yocyocさん、癌でしたよ」
yocyoc「え、あーそーなんですか」
先生 「yocyocさんのはぜんぜん大した
ものではないですよ」
yocyoc「そーなんですか」
先生 「初期で見つかったなんで、それだ
けで学会で発表できるくらい珍し
い」
yocyoc「はあ~」
癌に対するが知識ない・・・・。従って、質問しようにも何も言葉が出てこない。
また、心構えも無いから、先生の言葉の重さをまるで感じることが出来ない。風邪です
ね、ちょっと喉が腫れてますから、と言われている感じでした。
知識無い中で何とか質問しなくては、と考え、数少ないながらも知っている言葉「ステ
ージ」が、口から出てきました。
yocyoc「小さいステージなんですよね」
先生 「そーそーそういうこと」
2016年11月のことでした。